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闘う言葉

GK 24 西川幸之介「デビュー戦で自信を持ってプレーできたことはプラスに捉えたい」

 

——プロデビュー戦の舞台でいいプレーが出来たのでは。

そうですね…でも勝ちきれなかったし、チームの勝利に貢献できるGK像が目標なので、そういう捉え方をすれば結果が出なかったことは、自分の中でちょっとマイナス。ただ、デビュー戦で自信を持ってプレーできたことはプラスに捉えて、練習に持ち帰りたい。

——監督や先輩たちからのアドバイスや評価は。

全体的にみんなから「落ち着いていた」「よかった」というプラスの声を多くいただいた。自分としてもより自信がついて、より頑張ろうと思えた。吉坂GKコーチからも「よかったぞ」と言われたのと、失点場面のところでの時間の使い方について「経験していく中で得られるものもあるから、これからより意識して時間の使い方を考えてトレーニングしたりプレーしたりしたほうがいい」と言われた。

——35分、増山選手に出したキックは一発で好機演出した。

もともと練習のときから「チャンスがあればWBの裏はどんどん蹴っていい」と言われていたので狙っていた。あの場面は特に相手が前から来ていて、キャッチした時点で空いていることがわかっていたので、出そうと思った。

——パトリック選手とのマッチアップはどうだったか。

いままで高校年代まで経験してきて、ああいう選手はいなかった。自分が思っていた以上に脅威というか、怖さを感じた選手だった。ああいう選手と対戦できるのは、自分の経験として貴重だと思った。強い相手なのでパワーで立ち向かうというか、堂々とプレーすることが守るという結果につながるかと考えた。

——今後、個人として高めていきたい点は。

ビルドアップの安定感はさらに求めていきたい。技術の面ではまだまだレベルアップできる部分があると思うし、練習はキツいがしっかり向き合って、キツい中でも技術を発揮できる力をつけていくことで、試合に出るチャンスが巡ってくる。より試合に絡む回数を増やしていく中で、(高木)駿さんを超えていけるよう頑張っていきたい。

——チームとして昨季よりも攻撃色が増しているぶんカウンター対応が多くなっているが。

選手の距離感は昨季より少し開いたのだが、戻りやすさという部分では役割がはっきりしている。昨季はスライドの部分で曖昧なところが多かったが、今季は誰が出るかが明確になっているので、そのぶんカウンター対応においても、より正確に指示を出しやすいところがある。

——この2試合での失点シーンなど、連戦を通じて急ピッチで修正できているのでは。

守備の戻りの部分でキツい時間帯だったり戦術的に共通理解が出来ていなかったところもあったが、今日の試合を通して、より深まった。戦術が大事なチームなので、連戦をプラスに捉えれば、よりいいチームにしていけると思う。

 

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