MF 11 下田北斗「なにが正解だったのかもう少し判断できればよかった」
——引き分けという結果について。
内容としても満足できていない。
——コロナ禍で日程が変更になった影響は。
特に感じることはなかった。今季はどのチームにおいてもそういうことが起きる可能性があるし、そこを言い訳にはしたくないというのがいちばんのところ。それよりももっと自分自身のパフォーマンスをよくしなくてはならない。
——チームとしてやりたいことも見えた試合だったが、もっと高めていきたい部分は。
たくさんあるが、チームとして攻撃も守備も、よりプレーエリアが大きいと思うので、一人一人が出来ることをもっと増やさなくてはならない。あとは決めきること。チャンスも何回かあった中で、そこを決めれば楽になるし決められなければ苦しくなる。相手にも少しスペースを与えるサッカーなので、リスクを負いながら、自分たちが先に点を取れれば楽になると思っている。
——下田選手にとっては古巣のスタジアムだったが、今日ほどの風を経験したことはあるか。
いやあ…ちょっと強い風が吹いてるかなくらいのことはあったと思うが、ここまで風が強く、試合前に水が撒けないというのはなかなかなかった。言い訳にはしたくないが、正直、サッカーはしづらかった。
——立ち上がりを耐えて落ち着いてから前半は上手くボールを運べていたが、そこからがあとひとつ。
それは多分チーム全員が感じているところだと思う。最後の精度を高めて決めきれば楽になるのに、決めきれないところに課題がある。ただ、今日に関してはそれ以前にビルドアップのところで引っかかったり相手のカウンターを食らったり、僕自身も不用意なボールの失い方をした。プレシーズンからそこも課題なのだが、それ以前の問題で、もっとしっかりと自分たちのサッカーをしなくてはならない。風も強かった中で、なにが正解だったのかなということを、ピッチでもう少し僕が判断できればよかった。
——後半は風向きや相手の勢いもあって前に運べなかった。どう考えながらプレーしていたか。
みんなの気持ちはわからないが、僕の中では、ボールを蹴れるタイミングはあるのだが、風で蹴りづらくなるところがあって、そこを蹴るのか、アバウトでも先にボールを入れてからセカンドボールを拾うのかというところの気持ちの折り合いを、もう少し早くつけてもよかったのかなと思っている。
——それでも取れた勝点1を次につなげたいところ。
そうですね。負けなかったことはチームとしてすごく大事。課題は個人個人でも、チームとしても、今日は感じたところがたくさんあると思うので、試合はどんどんやってくるがしっかり修正して、頭をリフレッシュして体のコンディションも整え、次はホームでもっといいサッカーをサポーターのみなさんに見せられるよう頑張っていきたい。
——11連戦をチームとしてどう乗り越えていくか。
次から次へと試合がやってくる。その中で課題を修正しつつ、頭はしっかりフレッシュにしていかないと、11連戦というのは肉体的にも精神的にもしんどくなると思う。切り替えるところは切り替えて次に向かうことが大事になる。