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闘う言葉

GK 1 高木駿「自分が止めたらみんなが走ってきた」

 

——試合を振り返って。

全員で戦った。途中までずっと無失点に抑えていた。失点しても最後の最後で1点を返せたのが本当に大きかった。

——高木選手の活躍なしには成し得なかった勝利だと思うが。

そうですね。今日はちょっと自分でもびっくりするくらいいいプレーが出来た。等々力ではいつも気持ちよくプレーが出来る。川崎Fは本当に上手いのだが、それを楽しみながらやれたのでいいプレーが出来たと思う。

——PK戦になったとき、自信は。

止めようとは思っていたが、あまり深く考えていなかった。今日は調子がよかったから止められるかなと思っていた。サドンデスになったくらいからこちらが先攻だとかいうこともあまり考えていなくて、最後に自分が止めて終了だというのもわかっておらず、自分が止めたらみんなが走ってきたので、それで「ああそうか勝ったのか」みたいな感じだった。「あ、そっか勝ちか!」みたいな。それが逆にリラックスしてやれたのかなと思う。

——PKのときデータを入れたと思うが、どれだけ使ったか。

直近のデータを見せてもらったのだが、該当するのが知念と(小林)悠さんだけで、一応頭には入れたが、逆に知っている選手が多すぎて、悠さんや知念やコヅ(小塚和季)についてはすごくやりづらかった。

——勘は冴えていたか。

そうですね。調子がいいときはなんとなく上手くいく。体とメンタルと予測が上手く噛み合うときがあるので、あまりデータなど深く考えないときのほうがよかった。

——古巣の川崎F戦だったが。

あまり時間がなかったし、試合終了直後もわちゃわちゃしていたので、知り合いと挨拶するくらいしか出来なかった。いまミックスゾーンで(中村)憲剛さんたちと話せた。憲剛さんは僕の憧れの人。じっくり話せたのでよかった。

 

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