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闘う言葉

MF 39 増山朝陽「勝ち切れたことがチーム状況のよさを表している」

 

——今日の勝利を振り返って。

アウェイで勝てておらず今季は1勝しかしていない中で、今日は勝ち切れたということが、いまのチーム状況のよさを表しているのかなと思う。選手たちも気持ちを切らさず、残りの試合を勝ちに行き、天皇杯も獲りに行こうとしている前向きな中での試合で、降格が決まったあとの試合でも勝ち切れている。僕たちはプロとして、応援してくださっているファン、サポーターの方々、支えてくださっている方々、トリニータにかかわるすべての人たちに勝利を届けなくてはならない。そういう意味で勝ててよかったと思う。

——この試合をどのように今後につなげていくか。

監督も代わるし選手も替わるかもしれないが、大分でカタさん(片野坂知宏監督)が築き上げたベースは残ると思うので、そこの質を高め、新監督の戦術も落とし込みながら、大分らしいスタイルで、J2から1年でまた昇格できるようなチーム作りを、オフの間からしっかりしていきたい。

——今日のパフォーマンスを見ていても、チームが上り調子のタイミングで増山選手が怪我により離脱したことが痛かったと感じる。楽しみにしていた古巣の福岡戦にも出場できなかった。自身ではどう捉えるか。

すごくもったいないというか、練習中のアクシデントで怪我をしてしまった。全治8週と言われて、その時点で福岡戦まで3週ちょっとくらい。復帰できるかなという感じで頑張っていたのだが、監督やトレーナーからは「選手は今後が大事なので無理をさせない」と言われ、ラスト3試合しか出られなかった。

その試合で勝点を積めたことは僕個人としては自信になったが、G大阪戦などでも勝てていれば、いまの順位は違ったものになっていたはず。たらればだが、悔しいし申し訳ないという気持ちが強い。

——自身は天皇杯には出場できないが、チームメイトに託すものは。また、自身の来季については。

チームのみんなから冗談で「朝陽たち早めにオフもらってんじゃない」みたいにからかわれているが、僕自身はみんなと最後まで練習したい。このメンバーで一緒に出来るのも天皇杯が終わるまでなので、みんなには練習のときから、僕のこの前向きでポジティブなプレーや声掛けで、気持ちよく自信を持って王者に挑めるような雰囲気づくりをしたい。

来季についてはまだわからないが、どこでプレーすることになっても、前への推進力や声出しや球際の強さといった自分の持ち味を、オフの間に体を休めてトレーニングしてさらにパワーアップして、いる場所で輝けるように、所属チームで軸として引っ張っていけるようにしたい。

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