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闘う言葉

MF 8 町田也真人「勝って締めくくりたいという思いでプレーした」

 

——ここ最近、ミラーゲームで苦戦が続いていた。今節は前半は上回る場面も多かったが。

ビルドアップの部分で両CBが持ち出せるようなシーンが、相手を分析した上で結構多かったので、そこをチームとして意識していた。ただ、最近はミラーゲームで苦戦していたので、どうやったら崩せるかと、ちょっと大幅に動いたり、少しポジションを変えてみたりを個人的に意識していた。

——降格が決まり、このチームでのホームゲームはラストだった。

本当に、降格が決まってしまったのも早かったし、降格したくなかったという思いの中で、今日を迎えた。今季はクラウドファンディングなどでサポーターの方々にご支援をいただいたりもしたので、感謝の気持ちを込めたのと、絶対に勝つんだという強い気持ちと、トリニータのためにという思いでプレーした。

——片野坂監督への思いもあったのか。退任のことを聞いた後どんな思いだったか。

僕個人としてはカタさんとは昨季から2年間。カタさんがいたからトリニータに来たいと思えた。僕は2年だけだったが、6年間で大分のサッカーを「カタノサッカー」と名前がつくくらいに知名度を上げてくれた監督。トリニータの応援をしてくれている人たちは多分みんなカタさんが好きだと思う。僕もいっぱい試合に使ってもらって本当に感謝しているし、そういう感謝の気持ちと、残留して送り出してあげられなかったという悔しい気持ちを込めて、今日の最後のホームでの試合は絶対に、まあカタさんのためだけではないが、勝って締めくくりたいという思いでプレーした。

——片野坂監督の下で2年間プレーして、選手としてあらためて学んだことは。

いちばんはやはり立ち位置の部分が、僕は多い。細かい修正や、相手を見てここに立つとか、そういうちょっとの細かい部分を教えてもらった。

——試合前にキャプテンからも話があったようだが、選手同士ではどういう話をしたか。

とにかく最後のホームゲームなので、絶対に勝って終わろうと話した。(キャプテンの高木)駿は試合前の一言で「トリニータのために」という話をしてくれて、それがまた試合前のいいモチベーションにつながった。

——内容を含めて来季につながる試合が出来たと思うか。

僕自身はまったく感じていない。まだまだだな、あーと思いながらプレーしていた。最後のシーンも決めなくてはならないし、その他もミスが多いし、もっとボールをにぎらなくてはならないし、やることは山積みだと思っている。

——1年でJ1に戻るという話も出ている。現時点ではいろいろと決まっていないとは思うがそれについては。

それしか選手は考えていないと思う。それに向けてひとりひとりがやること。ちょっとでも個人のレベルアップをすることがそこにつながると思うので、あたりまえのことかなと思う。

 

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