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闘う言葉

MF 8 町田也真人「僕たちは戦術プラス自分の判断でプレーしている」

 

——残留争いの上で貴重な勝点3。気合の入ったプレーだったが。

まずはほっとしている。先制点を取れたので、ある程度落ち着くことは出来たが、後半はチャンスもなかなか作れなかった。2点目、3点目を取りにいかないと今後は厳しいと、個人的には思う。

——ゴールシーンを振り返って。

練習どおりのかたちが出来た。僕は詰めるだけだった。香川選手に感謝したい。

——自身にとって、ひさしぶりの得点だった。

得点もそうだし、最近は試合になかなか出られない状況が続いていたので、本当に悔しい気持ちで練習に取り組んでいた。今日はたまたま点が取れたが、継続してやっていきたい。

——チーム内競争も激化しているようだが。

おっしゃるとおりで競争があって誰が出るかわからない状況。前節は僕もメンバーを外れたが、メンバー外になった選手たちは本当に悔しい気持ちを持って、だけど明るくみんなで練習に取り組めた。本当に誰が出てもいいというような競争が出来ていると思う。

——その中で結果が出たことでもたらされるものは。

勝つことによってチームの雰囲気もよくなるし、みんな「俺が俺が」と思うようになる。そういう気持ちが僕は大事だと思うので、よりいいものが出てくるかと思う。

——攻撃の回数が増えてきたが、チームとして変化した部分は。

大胆にやりきろうという声があった。今日もミドルシュートやクロスが増えてきた印象がある。

——監督が選手の自主性を促すようにしたと話していたが。

監督は戦術を用意してくれるが、プレーするのは僕たち11人なので、監督は「そのときどきでプレーに自信を持って決断し、覚悟を持ってプレーしてくれればいい」とつねづね僕たちを後押ししてくれている。僕たちは戦術プラス自分の判断でプレーすることになる。

——他の下位チームが勝点を積んでいたが、意識していたか。

意識しないようにしたいが、それは多分無理だと思う。ただ、試合に入るときにはとにかく勝点3を取ることだけに集中して臨んだ。

——これまでも何度か前から守備をして内容がよかった試合もあったが、次第に腰が引けたようになる時期もあった。戦術を切り替えて徹底的に前から行った数試合も経て、いまはバランスよく戦えているようだが。

やっぱり前から行けているときは気持ちがいいし試合にも入り込めるので、そういうときはいいのだが、すべてそれをやるのは無理で、耐えなくてはならない時間帯もある。そこの区別がいま出来はじめた。なおかつ、いまはゴール前で体を張ることが出来るようになって失点が少なくなっている。31試合終わって、ようやくそれが出来るようになった。ただ、前から行ったほうが勢いは出るので、そこはチャレンジしようと話している。

——残り7試合。次節から仙台、徳島と残留争いの相手が続く。

相手もそうだが、とにかく勝点3を取っていかなくては僕らには何もない。まずは次の試合でも勝点3をしっかり取れるよう、2週間準備したい。

 

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