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闘う言葉

MF 10 野村直輝「チームのやることと自分の感覚を継続してすり合わせていく」

 

——試合を率直に振り返って。

セットプレーから先制できて、可変しながら自分たちでボールを握って攻めることの出来たシーンもあった。そのいい流れの中でもうひとつ点が取れればまた違っていたかなと思う。あとはボールの失い方の悪さからの失点がもったいなかった。そういうところがゲームの勝敗を分ける大きなポイントだったと思う。

——最下位に転落したが、残り12試合をどのように戦うか。

順位や勝点は気になるとは思うが、もうこれ以上落ちることもないので、今日のように自分たちのペースに持っていけるゲームを勝ちに持っていく。試合の流れを見ながら、可変してもどういう状況になっても対応できるようにしながら、個々人がコンディションを上げて、とにかくひとつひとつのゲームを戦うだけだと思う。

——札幌戦も神戸戦も内容的には悪くなかったが勝ちきれなかった。高めたいところは。

ひとつ勝てれば状況やチームの雰囲気も変わる。「何か勝てちゃった」という試合も出てくると思うのだが、その「何か」を曖昧にせずに、決めきるところは決めきる。結局はそういうゴール前の精度をどれだけ高めゲームで表現できるかというシンプルなところだと思うので、あまり難しく考えすぎずにみんなでやっていけたらと思う。

——2点目を取るために必要なことは。

ゴール前のアイデアやコンビネーションのところで、中から崩すのか外からクロスなのかというところが、今日は可変したシステムとなり、準備してきたのとはちょっと違っていた。そういう中で、選手がピッチでそれぞれの特長を上手く引き出せるように意識しながら、仲間の立ち位置や特長を見てプレーし、最後は大胆にFWの選手に合わせるなり、中盤のテクニカルな選手を使って相手の逆を取るなりといったことを、自信を持ってやることが得点につながると思う。あまり考えすぎず思い切ってやるようにと監督も言ってくれているので、試合に出る権利を与えられた選手は思い切ってプレーできれば得点につながると信じ、継続してやっていきたい。

——選手から見たここ最近の手応えは。

横浜FM戦で感じたチーム全体の課題というところで、練習の強度を上げて全員で取り組んでいる。チーム全体の底上げも強化している中で、試合でもちょっとしたところで手応えを感じている。継続していくことが大事だと思う。

——状況に臨機応変に対応するチームとしての成熟度は。

可変することに対してストレスを抱えることもないし、それぞれの役割を理解しながらプレーできていると思う。ゲームを見てもらってもわかると思うが、大分の時間もだいぶ出来るようになってきた。そこに迷いがないので、みんなちゃんと考えてプレーできていると思う。

——攻撃で2トップのストロングを生かしきれていないように感じたが。

守備の狙いはハマっていたと思うが、彼らを起点にして崩しきるというところまではまだ行けていないのかなと思う。いろいろなオプションで対応していく中で、さらに成熟度が上がっていけば、シュートをフリーで打たせてあげられたり、(長沢)駿くんの身長を生かしたヘディングが出せるようになったりすると思う。

試行錯誤しつつ、僕も間で受けるシーンを増やして、相手の嫌がるポジショニングから背後に出すなり足元に入れるなりと、いろいろ変化をつけてバリエーションを増やしていきたい。今日はそういうところでも若干手応えを感じつつあった。映像を見て振り返り、チームのやることと自分の感覚をすり合わせていけたら、またアイデアが生まれてくると思う。継続したい。

 

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