MF 8 町田也真人「今までやってきたことを少しでも表現してからでないと」

 

——残念な敗戦となったが。

自分たちが用意してきたものをなかなか表現できなかった。連勝すれば少しでも上に行けるチャンスがあった中での敗戦なので悔しいし、もったいない。

——狙いをもって試合に入ったようだったが、攻撃でも守備でもその狙いを出せていなかった。何が起きていたのか。

札幌さんの3バックが張っていて、そこが気になってしまった。本当はもうちょっとそこに対してボールを出したかったのだが、それを出せなかったことがまずひとつかと思う。

——後半立ち上がりは少し相手の背後を突いて動かせるようになったが、前半それが出来なかった要因は。

やっぱり簡単に背後は突けないし、まず後ろでしっかりつなぐという、自分たちが今までやってきたことを少しでも表現してからでないと、受けるほうもキツい。前半の途中からそういう場面は増えてきたが、最初からただ蹴るのではなく、そういうのがないとキツいのではないかと思う。

——相手のほうがポジショニングで先手を取っていたことで、こちらがボールを持っても攻撃できずすぐに奪い返されたミラーゲームとなった。今日の課題を今後にどのように生かしたいか。

良くないときというのは、今日の前半の入りのように完全に相手に主導権を握られて、誰もボールに行けなくなる状態が、今季は何試合かあった。やはりもうちょっと自分たちでアクションして奪いに行く姿勢を出さないと、途中からスイッチが入って行くような感じがあるので、それを最初からやって、出て戻って出て戻ってを繰り返せれば、自分たちももうちょっとペースが掴めるのではないかと思う。

——もう少し自分たちからアクションを起こせればというのは、気持ち的に引いてしまったのか。

札幌さんに良いポジションを取られてしまい、最初からそういうセットポジションになってしまったのが、入りを良く出来なかった要因かと個人的には思う。

——ここからも厳しい相手が続くが、この流れを次節までにどう立て直すか。

次はホームで戦える。ホームでは福岡戦で良いゲームができたイメージがあるので、次は強豪の鹿島さんが相手だが、僕たちはもう失うものはもうない。自分も含め、試合に出る選手は覚悟をもってピッチに立てるようにしたい。