MF 38 高畑奎汰「チームとしての狙いがあったからこそ前半も耐えることが出来た」

 

——試合を振り返って。

前半は特に守備ばかりしていて攻撃になかなか移れず、自分たちできつくなってしまった。攻撃に移ったときにすぐに奪われていたのだが、そこでボールをつないで、自分たちの時間をもっと長く作れればよかった。

——押し込まれる時間帯を脱出できなかった要因は。

相手が流動的なポジションを取る中で、最初は前から行こうとしていたのだが上手くハマらず、ずるずる押し込まれていた。後ろと前で狙いを合わせて全員が連動していないとボールも奪えないし、押し込まれる状態が続いてしまう。コミュニケーションを取って全員で意思統一することが大事だと思う。

——全員で意思統一するということだが、現状、チームは同じ方向を向いて戦えているのか。

意思統一と言ったのは戦術的な部分の話。気持ち的なところはみんな一緒で、勝ちたいと思っている。戦術や細かいところで合わせていかなくてはならないと考えている。

——立ち上がりは相手の立ち位置に対応したポジショニングで守っていたようだったが、上手くハマらなかったのか。

自分たちが守備時は4-4-2で、敵陣でも前から行こうとしていたのだが、相手SBが中を取ってきたりする中でちょっと誤差が生まれ、結局つかまえきれずに間を使われて押さえ込まれる時間が長くなってしまった。

——連戦の短い準備期間で戦術理解はしていたように見えたが、準備については。

連戦でメンバーも変わったりする中で、チームとしての狙いがあったからこそ前半も、押し込まれはしたが無失点で耐えることが出来た。

——後半は守備も積極性を取り戻し、攻撃でも良い場面を作れた。得点へと至らなかったのは。

シュートまで行けそうな場面でもっと前に人数をかけたかった。それと、これは永遠の課題なのだが、ゴール前の質やコンビネーションはもっと高めていかなくてはならないと感じた。

——ここから苦しい流れを変えるためにやりたいことは。

攻撃の時間を増やし、シュートまで行くこと。ゴール前での思いきりの良さがチーム全体として欠けているので、そういうところはもっと思いきってみんなでやっていいと思う。