DF 15 小出悠太「もうちょっと選手主体で変えるということが足りなかった」

 

——残念な結果となったが。

連敗している中から前節はなんとか勝ちを拾って、今日はチームとしてもう一回行くぞと勝負を懸けた試合だったので、そういう部分も含めて本当に悔しい思いが強い。

——チームの良さを出せなかった要因は。

湘南さんのプレッシャーや圧力もあったし、風も強かった中で、自分たちの狙いがなかなか出しづらかった。試合の立ち上がりから（長沢）駿くんを起点にシンプルに攻めていこうという話をしていたのだが、そういった中からセカンドボールが拾えなかったりしたところで流れがなかなか掴めなかったと思う。

——セカンドボールや球際で劣勢になったのは気持ちの部分なのか相手のプレッシャーなのか。

両方あると思う。でも、自分たちも前からプレッシャーに行こうとしていた中で相手がシンプルに背後にボールを蹴ってきて、僕らもクリアはするのだが、前からプレスに行っているのでスペースが空いてしまったのかと思う。もちろん、そこで頑張って戻るといったところはもっと上げていかなくてはならない。

——もっとシンプルに相手のプレスをかわす狙いだったのか。

狙いというか、相手が前から来るなら背後が空くし、逆に前から来ないのであれば足元でつなぐといったふうに相手を見てプレーしようとしていたのだが、結果的に風も強かったし、相手もプレスに来たので。そういうところをもうちょっと出したかった。

——対湘南戦術で準備していたことが上手くハマらなかったのは、選手にとって想定外の何かがあったのか、チームとしての成熟度がまだ足りていないのか。

狙っているところが出るシーンはあまり多くなかったと思うが、そういった中で、前半に失点する前に上手くいっていない場面はあったので、そういうときにピッチの中で、もうちょっと選手主体で変えるということが足りなかったと思う。

——次節の鳥栖戦に向けて。

九州ダービーだし、鳥栖さんは調子が良くて順位も高いので、しっかり良い準備をしたい。今日は負けてしまったが、全員で前を向いてやっていくしかないと思う。次はチーム全員の力で勝点3を取れるように頑張っていきたい。