FW 20 長沢駿「自分たちで変えていける力をつけなくては」
——試合を振り返って。
すごくもったいない試合だった。前半は主導権を握られて闘えず、セカンドボールも拾えず、なかなか攻めることが出来なかった。その中で失点してしまい、自分たちですごく難しい試合にしてしまった。
——攻守両面でチームの良さが出せなかった要因は。
セカンドボールの球際の部分や、ボールを奪ったあとにどうやってつないでいくか、あとはどうやってチームとして狙いを持ってサッカーをしていくかというところが、単純に出せていなかった。前半は特にそうだった。
——たいへん癖のある風が吹くスタジアムで、強風の中、ターゲットとしてのプレーが難しかったのでは。
難しさはあったが、それは相手も同じ条件なので、そこを言い訳にすることは僕はしたくない。自分の実力、プレーの質がまだまだなのだと思う。後半は相手にとって危険なプレーが出来ていたので、そういう部分をより回数を増やしたい。そうすると中に入っていくことがなかなか難しくなるのだが、そこからでももう一回中に入っていって点を取る仕事をしていかないとダメだなと今日は思った。これからもっともっとやっていきたい。
——降格圏にいる状況で順位の近い相手に敗れたことについては。
順位が近いチームということにかかわらず、どの試合ももう落とせない状況に僕らはある。こういう試合でも最低でも勝点1を取らなくてはならない。ましてや後半に勢いをもってやっていく力をつけなくては、これからのシーズン、もっともっと厳しくなってくる。そういう部分でまだまだ力が足りないと、正直感じている。
——準備してきた狙いがハマらなかったことを監督が反省していたが、狙いがハマらないという事態は試合では往々にしてある。選手としてピッチの中でやるべきことは。
正直、狙いや戦術といったものももちろんあるのだが、その中で表現するのは選手。僕たちが責任を持ってプレーしていかなくてはならない。監督にそんなふうに言わせてしまったことは、選手として情けない失態。僕たちがもっともっと自分たちで変えていける力をつけなくては、こういうもったいない試合が続いてしまう。ずっと勝てていない中で前節やっと勝って、今日は大事な試合だったのだが、そういうところをもっとひとりひとりの選手が自覚を持って闘うことの大事さに、今日の試合で気づけたと思うので、それを次に生かさなくてはならない。