DF 3 三竿雄斗「60分、70分やったことを最後の20分で変えてしまったのが残念」
——試合を振り返って。
立ち上がりこそ失点したが、そこから自分たちの狙っている形で試合が進む時間が長かったし、前半を1-2で折り返した中で、後半も自分たちの時間帯が長い中、相手に1点返されたことで引いてしまい、押し込まれる時間が長くなってしまったのがもったいなかった。
——ダメージの大きい負け方だったがメンタル的には。
もちろんいまはすごく残念だが、中2日ですぐに次のルヴァンカップがあるし、リーグ戦もまだ10試合しか終わっていない。残り28試合で自分たち次第で上にはまだ行ける。選手たちも上手く切り替えて全員で準備したい。
——失点について守備陣としては。
まだ映像を見ていないのでわからないが、2点目はセットプレーの流れからだったと思う。ひとりひとりがもっと周りを見て危ないところはないか、自分のだけでなく他のスペースももっと冷静に見なくてはならない。3失点目も自分のところでもっと早くあのスペースを見ていれば、最後の高畑選手と相手選手の交錯の場面にはならなかったと思う。
強い気持ちを持って戦うのはもちろん大事だが、それが強くなりすぎるとゴール前の冷静さなどを欠くことにつながってしまうと思うので、そこのバランスは自分たちが周りに伝えられればと思う。
——1失点目の場面は西選手をフリーにさせてしまっていたが、それについては。
ああいうシーンは試合に向けての準備では補えず、その場その場の個人個人での判断になる。自分たちがレベルアップするしかない。練習から厳しく高めあっていきたい。
——今日は三竿選手も含め、構えた状態から奪いに出ていた。チームとして共有していた守備か。
引いてしまうと相手もゴール前のクオリティーの高い選手がたくさんいるので、押し込まれてしまう。DFラインは前半から横ズレ縦ズレして前から奪いにいこうと話しあっていた。そこは上手くやれていたし手応えを感じたのだが、それを90分通して出来なかったことがすごく残念。
——今節も敗れたが、これまでの6連敗とは内容が違って見えた。どう捉えるか。
早い時間で失点したが、自分自身も含めて冷静に周囲を見て動けていたと思うし、正直、勝てる内容だったかなと思っている。自分たちが60分、70分やったことを最後の20分で変えてしまって、重心が少し後ろになってしまったのがもったいなかった。次の試合はそういうところを改善したい。