MF 40 長谷川雄志「いいイメージが描けているときは中でチャンスになっていた」

 

——追いつくチャンスもあった中で、今節で6連敗となったが。

悔しさしかない。ひさしぶりにスタメンだったので勝ちたかったのだが…。でも、人間なのでああいうPKの失敗はある。失点の部分でもっと寄せ切ったり、自分のクリアの質もそう。もっと大きくクリアできていれば失点もなかった。改善していく。

——チームとして流れがよくないようだが、ピッチで感じる部分は。

昨季のように上手くいっていないというのはみんな感じていて、はじまったばかりでもある。練習からどういうふうに修正していくかを、選手同士でもスタッフ含めてでも話しているので大丈夫です。

——前半はいい時間帯もあったが、相手が圧を高めると相手のペースになっていった。そのあたりをどう感じていたか。

ゲームをやっている中で、セカンドボールの勝負だと思っていた。前半、セカンドボールを拾えずに相手の時間が多くなったので、意識しようと。こちらがセカンドボールを拾えれば自分たちの時間も多くなる。いい形につなげられた場面はあまりなかったのだが、最後の精度などを、ボランチとCBが前線の選手とコミュニケーションを取って、もっと合わせていけたらチャンスは増えるのではないかと思う。

——相手が前から来れば球際で奪われ、引かれると長谷川選手の持ち味が出なくなる。どういうふうに打開しようと考えていたか。

外ばかりではなく中ももっと使おうと試合後に選手で話した。昨季までの大分のサッカーが上手くいっていたぶん、外は警戒されているので、中ももうちょっと使いたいなと。ただ、それを練習からやっていかないと試合では出来ない。監督の戦術の下で上手くやっていきたい。

——監督は中を使うことを禁止しているわけではないのか。

全然。そういうことはない。

——では選手の判断で中を使うことが少なくなっているのは何故か。

選手も日頃の練習から中にパスを入れず、外に行くだろうという感覚でやっているので、中に入れたときに孤立してしまう。今日は後半、中に入れようという意識があった中で、みんないいイメージが描けているときはやはり中を使ってチャンスにもなっていた。ああいう場面をもっと増やせば、外も使えるようになる。それを相手に見せればもっと上手くいくのではないかと思う。