TORITENトリテン

闘う言葉

MF 8 町田也真人「やはりセカンドボールはキモだなと感じた」

 

——ゴールシーンを振り返って。

最初は裏に抜けようと思ったが、いいクロスが自分の頭上を越えていったので、セカンドボールを拾える可能性があると構えていた。振り返ると伊佐がいい落としをしてくれたので、枠に入れることを意識してシュートした。

——昨季最終節の鳥栖戦でJ1初ゴールを決めて以来の得点。あのとき得点したことで気持ち的に変わった部分もあったか。

昨季はなかなか点を決められず、自分の中でも昨季のうちに点を獲りたいという思いがあった中で最終節まで行ってしまい、なんとか締めくくれたのは自分にとって大きかった。

——得点の10分ほど前に髙澤選手の落としからシュートしてブロックされたが、あの判断は。

(井上)健太が走っているのはわかっていた。自分の選択ミスかと思うが、ちょっと強引に狙いにいった。試合を振り返ると、あそこで決めていれば勝ち越し点だったなと思う。

——試合に関しては。

前半はなかなかシュートシーンを作れなかったが、アグレッシブに行こうという狙いは少しは出せていたし、徐々にボールを握れるようになってきたと思う。

——前後半で意識したことは。

ビハインドになってからは個人的にゴールを獲りにいくことを意識していた。チームとしてはボールの動かし方や迫力を出していきたいと話をしていた。

——こちらに流れが傾いたとき相手がダブルボランチに変更した。変化は感じられたか。

安部選手の裏が前半は特に空いていて、安部選手を僕たちのボランチのほうに行かせるのか自分のほうに行かせるのかを考えながらポジションを取っていたのだが、後半に相手が修正してきてからは、自分のところにつねに安部選手がいる状況になった。自分のCBとの距離が空いてしまっていたので、その距離をどうしようかな、入ろうかステイしようかと考えながらプレーした。

——FC東京のパワーに対峙する中で、セカンドボール対応の課題については。

特にFC東京さんは背後へのボールが多かったので、自分たちの頭を越えていくのだが、そのあとのバックについてはかなり意識した。セカンドボールを拾えた場面は自分たちもかなり楽だったし、攻撃しやすく、攻撃に行く力を出せていたので、やはりセカンドボールはキモだなと感じた試合だった。

——長沢選手の良さを得点につなげる形がまだ作れていない。シャドーの選手としては。

つねに起点を作れる選手だし、ビルドアップにも絡んでくれるのだが、ゴールという部分では、もう少しシンプルにクロスを上げて胸元に入れてあげる場面を出してもいい。クロスの場面でも駿くんがニアに走るのではなく、僕たちシャドーや逆サイドが中に入って駿くんがフィニッシュという場面を作れるようにしたい。

——中2日での次節に向けては。

タイトな日程だが、早くリカバリーして備えておきたい。