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闘う言葉

MF 17 井上健太「得点につながったようなプレーはもっと出せる」

 

——試合を振り返って。

前半は思い描いていたサッカーが全く出来ず、歯痒い時間が続いていたのだが、後半はらしいプレーも何度か出せた。全体的に難しかった。

——前半、守備が上手くいっていなかったが。

開幕前からトライしてきた守備のハメ方をやろうとしたのだが、相手を見てボールをつないでくる徳島さんのサッカーが思った以上に上手かった。こちらも新しいプランを出すのが遅く、そのまま攻められる時間が長くなってしまったので、もっと早く修正しなくてはならないと感じた。

——得点場面では井上選手らしさが出せたのでは。

あの形になったら坂くんからいいボールが出てくる。そういう形が開幕前の練習から出来ていた。相手SBが自分に早くプレッシャーをかけてくることは感じていた中で、その背後を上手く突けた。

——開幕スタメンを告げられたときの心境は。

開幕スタメンじゃないかと周囲から言われたりもしていたのだが、自分の中では開幕スタメンはそれほどすごいことではなく、カタさん(片野坂知宏監督)も開幕戦は38試合のうちの1試合だとずっと言っていたので、それほど意識はしなかった。

——特別指定選手として出場した昨季は無観客試合だった。有観客で試合に出場した感想は。

ホームのアドバンテージをすごく感じた。追いついたあとの応援が僕たちを後押ししてくれた。こういう環境でサッカーをさせていただいているのはいいことだなと思った。

——今日の試合で求められていた役割は。

自分のところが相手の左SBに対して前に出て、髙澤選手や渡邉選手のアプローチをもっと助けなくてはならなかったのだが、どうしても押し込まれる展開になってしまって、なかなか前に出られない状況が続いた。自分の判断が甘かったと思う。サイドに出たボールに対しては激しく行こうと試合前から言われていた。もっと自分がプレッシャーをかけて、前を向かせずに下げさせなくてはならなかった。

——持ち味はどれくらい出せたと思うか。数値で表すとすれば。

特に前半はひどかったので、昨季上手くやれなかったときのフラッシュバックというか、試合中にちょっと蘇った部分があったのだが、後半は思い切ってやれと監督からも言われた。得点につながったようなプレーはもっともっと出せる。今日は数字で言ったら4くらい(笑)。半分も行ってない。

——今日の経験は今後の試合にも生かせそうか。

相手の立ち位置や相手のサッカーにもよるが、スタッフの方々も考えてくれると思う。今日は前半、自分たちで修正することが出来なかったので、みんなでピッチの中で修正しようと話し合った。もっと変えられるようにしていきたい。

 

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