DF 5 鈴木義宜「チームでそういうシーンを作らせなかった」

 

——柏の強力な攻撃陣に対してどう対応しようと考えていたか。

相手のいちばんの特長はカウンターだと思っていたので、そこでのリスク管理とルーズボールの処理はシンプルにやろうと臨んだ。自分たちがボールを握る時間に、後ろの選手は集中してプレーできていた。

——オルンガ選手とのマッチアップについて。

特別そこまで意識はしていなかった。これまでも強い選手と対峙してきたので、当たり前のこと、やってきたことをやっただけ。それほどは個で対応していないので。チームでそういうシーンを作らせなかった。みんながやってくれたことがよかった。

——これまで7試合で対戦したチームがオルンガ選手を止めきれなかった。大分が止めたことについては。

やられたほうがよかったですか（笑）。流れというものがある。今日は川崎Fが負けたが、いつかはそういうものは途切れるもの。それがたまたま大分戦だったというだけだと思う。僕個人としては特別な思いはない。結果として無失点で抑えられたことは、守備の選手として毎試合目指していることなので、それはよかった。

——相手の2列目の攻撃陣もやはり厄介だったか。

そうですね。あれだけスピードがあって体も強くてとなると厄介ではあった。それを相手しなくてはならなかったので…まあ楽しかった。

——0-0の引き分けという結果をどうとらえるか。

どちらかというと勝点2を失ったというか、勝てた試合、勝ち切らないといけないゲームだったと思う。最後の精度はこれからも必要になってくる。無失点で抑えられたことはよかったので、この引き分けをポジティブなものにするためにも次の試合が大事になると思う。

——試合内容が向上してきてからは守備の重心が低くならないようにこまめにスライドしているようだが。

連敗中は守備時にブロックを構えることが時間帯的に多かったので、もう一度自分たちで守備のところでアグレッシブに縦ズレ横ズレするようにしてから、受けた守備ではなく攻めた守備が出来ている。変わった点といえばそのあたり。