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闘う言葉

【記者会見】片野坂知宏監督「具体的な結果が出ないことが非常に残念で仕方ない」

 

雨で足元の悪い中、たくさんのファン、サポーターの方々にスタジアムにお越しいただき、リーグ開幕ということでアウェイにもお越しいただきありがとうございました。昨季もそうだったが今季もアウェイでの開幕。また勝利して良いスタートを切りたい気持ちがあったが、非常に悔しい敗戦になり、勝点3をプレゼントできなかったことを本当に残念に思う。

C大阪さんとの対戦は昨季の最終戦、ホームで。今季も開幕戦で当たることが決まった中で、アウェイで簡単な相手ではないと覚悟はしていた。昨季よりはなんとかこじ開けられそうな状況が作れた部分はあったが、C大阪さんは昨季リーグ最少の25失点という非常に強固な守備を作っている相手。やはり簡単にはこじ開けさせてくれなかった。

本当に、得点できなかったことがすごく悔しいし、昨季から数えると公式戦4試合連続無得点。得点を挙げていないことについては、見ている人もそうだと思うが、われわれトライしている側も、具体的な結果が出ないことが非常に残念で仕方ない。いろんな状況があると思うし、われわれはこのサッカーの中でしっかりと積み上げて得点を狙っていくしかないと思っているし、開幕戦で出た課題を次のルヴァンカップ、そしてリーグのホーム開幕戦で、少しでも修正できるようトライしていくしかないと思う。

開幕戦で負けたのは非常に悔しいが、簡単な相手ではない中で、よかった部分をフォーカスしながら、次こそ勝点3取れるようトレーニングから積み上げていきたい。

——昨季よりも成長や手応えを感じた部分もあったのでは。

うーん…まあ…昨季最終戦よりは。やはりロティーナさん相手に得点を挙げていないので、得点を取らなくては勝点は取れない。さきほど言ったように昨季から公式戦4試合無得点なので、悔しい。ただ、そういうサッカーの部分で内容的にまるっきり悪かったかというと、そういうわけではないとは思う。

それをとにかく続けていくしかないし、自分たちの戦い方を信じていくしかない。また次のゲームも今日とは違う展開になると思うので、目の前の試合に対して狙いをあわせてやっていくしか、勝点を積み上げていく方法はない。われわれにはスーパーな選手はいない中で、チームとしてどれだけ粘り強く戦えるかだと思うので、しっかりと選手とともにやりたい。

——田中達也選手をシャドーに配置してスタートした狙いは。

みなさんも田中達也の特長はご存知だと思うが、そのスピードを生かせると考えてトライした。田中はずっとWBでプレーしていて、そのポジションでもスピードと仕掛けでトライしてくれていた中で、中盤を含めて攻撃のところでストロングな部分が出るかと。

短い準備期間の中で狙いを理解し、田中本人も、田中を生かす周囲の選手も、こちらがやってほしいことを選手はしっかり90分やってくれた。タフに戦ってくれたことに感謝している。結果が出なかったのはわたし自身のまだまだ足りないところだと、真摯に受け止めたい。

また短い期間でルヴァンカップ、そしてリーグ戦。厳しい試合になると思うがホームで2試合戦える。たくさんサポーターが来てくれるホームで、勝点3を取れるよう準備していきたい。