MF 7 松本怜「チャンスがあった中でやはり『惜しい』ではダメ」

 

——試合を振り返って。

チャンスもあったので、やはり「惜しい」ではダメだと思った。相手よりチャンスも多かったし、いつも言っていることなのだが、そこを決めきれる力が結果に響いてくる。相手もすごく堅いチームだったが、その中でも自分たちがやりたいこと、やろうとしていることにチャレンジは出来たと思う。

——ボールはよく動かせていたのだが。

それは出来ていたが、最後の精度。勝負どころのパスだったり。右サイドでもっと崩せそうだったので、もう少しボールをもらってもよかったと思う。真ん中は相手も堅かったので、こちらサイドで言えば、僕と（岩田）智輝と（オナイウ）阿道のところで回数を増やせればもうちょっと行ける感じもあって、そこを行けたらなと思う。

——山口蛍選手が前に絡んできて厄介そうに見えた。

厄介だった。前にも後ろにもいるし。やはり運動量がすごいなと思う。

——でもそれでサンペール選手の両脇が空いていて。

はい。そこは上手く使えていたと思うのだが、あとちょっと。

——芝に足を取られる選手がずいぶん多かったが。

これはこちらも相手もそうだと思うが、ピッチがよくなかった。いちばんやりにくいタイプだった。芝は長いし、なんだかグチャグチャにぬかるんでネチャッとしていた。相手もこちらも、ぬかるみで滑ったことが多かったと思う。そういう難しさのある戦いになってしまった部分もあった。それでも勝ちたかった。

——点差で言えばウノゼロなのだが。

相手もチャンスというチャンスはそれほど多くなかったので。やはり決定機で決めきれればというところ。初のベスト4も懸かっていて、そういう話もカタさん（片野坂知宏監督）からもあったので、みんなやっぱり悔しかった。

——公式戦残り5試合となったが、目標は。

自分たちの目標としている勝点45は目の前なので、まずは一試合でも早くそこに到達すること。そうすれば多分残留は出来ると思うし、まだ上に食い込めるチャンスもあると思うので、ひとつでも上を目指して最後まであきらめずに戦っていきたい。