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闘う言葉

【記者会見】片野坂知宏監督「点差は0-1だったが、神戸さんのほうが上だった」

 

水曜日のナイトゲームで、われわれにとってはアウェイで、神戸さん相手ということで、非常に厳しいゲームになるという覚悟をもって臨んだ。残念な結果になって、応援に来ていただいたたくさんのファンやサポーターに申し訳ない気持ちでいる。

リーグ戦でいい形で勝点3を取り、今日もその勢いで神戸さん相手にもチャレンジしようということで、選手たちはしっかりと準備してきたことにトライしてくれた。ただ、やはり力の差というか、プレーしている選手もそういうところを感じたのではないかと思う。点差は0-1だったが、神戸さんのほうが上だった。

われわれにも前半の終了間際にいい時間帯があって、そこで得点できていれば、また違う展開になっていた可能性もあるが、そこを決めきれなかったこと、そして後半にアクシデントがあったり、選手層というところでも、神戸さんとの差はあるかなと思う。

とにかくもう天皇杯というカップ戦が終わって、残りのリーグ戦に向けてしっかりと切り替え、目標を達成できるように準備してやっていきたい。

——力の差と言われたが、神戸はリーグ最高額の強化費を誇るチーム。大分は逆。同じJ1でどう戦っていくか。

本当に神戸さんの予算はわれわれの何十倍も上なので、力量差、選手層の厚さ、クラブの力、いろんな面で間違いなく格上になる相手。ただ、サッカーの面白さというのは、お金の面を組織としてカバーできる部分がある。J3で戦った2016年にわたしが就任して以来、ゆくゆくはJ1で定着できるようにと見据えた中で、われわれはそういうチーム作りをしてきた。

チームとして戦っていく中で、こうしてJ1でもやれている。個人のところと組織のところで、こうやって上回られるときもあるし、チームとして戦えば逆にこちらが上回って勝てる試合もある。そういう展開になるのもサッカーだし、それが面白さになるのではないかと思う。われわれは組織として、そこをカバーし合いながらこのJ1のリーグで残留して定着していけるようなチーム作りをすることがベストだと思っているので、継続してやっていく。

ただ、お金があれば、ああいう選手は欲しいですね(会場笑)。いたらいいなとは思う。これはクラブとの話し合いもあるし、クラブにも非常に頑張っていただいていて、強化費もいまJ1では最下位かもしれないが、それを少しずつでも上回って来季もまたやっていけるような準備を整えていただいているところなので。そうやって、クラブも上を目指して定着できるチーム作りに、本当に協力してやってくださっている。そこに感謝しながら、現場としてもJ1で戦える戦術を、いまいるメンバーの中でしっかりと見極めながらトライさせてやっていくことが大事だと思う。

 

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