FW 18 伊佐耕平「さんぺーさんの先制点でチーム全体の力が抜けた」

 

——試合を振り返って。また、ひさびさの先発で結果を出したが。

最後は危ない場面もあったが、ずっと勝てていなかったので勝ててよかった。J1初スタメンだったが、ああいう形でいいボールがこぼれてきたのでラッキーだった。

——得点シーンを振り返って。

ボールを拾ったときに体ひとつ出ていたので、じっくり運びながら隙あらばシュートを打ってやろうと思っていたのだが、（オナイウ）阿道が上がってきているのがわかったので、上手くそっちを使えるようにちょっと左側に運んで使った。

——小林裕紀選手も上がってきていた横で、オナイウ選手のシュートがGKに掻き出されたところを押し込んだのは。

阿道に出したパスが少し外側になってしまったのだが、阿道が能力を生かして上手く振り切ってくれた。それがすべてかと思う。

——先制点の場面も岡野選手の縦パスをスルーしたところからだった。

なかなかああいうパスが入っていなかったので、引き出そうと思っていた。今日は相手が思ったより前に来なかったので、そこを突こうかと。さんぺーさん（三平和司）とはずっと一緒にやっているので。

——伊佐選手にボールを集めるのかと思っていたら、意外とシャドーに入れることが多くなった。

相手が前から来ていれば、僕が起点を作って相手を押し込もうと思っていたのだが、それをしなくても上手く押し込めていたので、僕は中のいちばん頂点のところで深みを出す役割をしていた。

——チームが3試合無得点だった中、ひさびさの先発で2得点に絡む結果を出したことについては。

さんぺーさんの先制点がすべてだったと思う。あれでチーム全体の力が抜けた。ああいう上手いシュートを決めてくれると助かる。

——アップ中から伊佐選手のチャントが歌われていたが。

そうですね、相当愛されてます（笑）。なかなか点を取れていなかった中で、今日は全員でゴールを取ろうと、この2週間のトレーニングでやってきたので、得点を届けることが出来てうれしかった。なにより勝ちがよかった。

——ゴールパフォーマンスでLTポーズをしていたが。

すごいストライカーが移籍してしまったので、代わりに自分が頑張らなくてはならないなと考えた。

——次に向けて。

まずは天皇杯をしっかり勝つこと。来週末はまたここで磐田と戦うので、それに向けてしっかり準備したい。