MF 32 前田凌佑「相手が来たときの動かし方もチーム戦術としてある」
——試合を振り返って。
後半は、G大阪の個人の力とチームの力の高さを実感した。圧力をかけられて自分たちの時間が作れていない中での失点だった。最近は勝っているときの試合の運び方や時間の使い方があまり上手く行っていないので、チーム全体で考えていかなくてはならない。勝点1に終わったが、これを今後に生かせるようにしたい。
——前半と後半のギャップをどう感じたか。
相手はメンバー的にも前半はしっかり構えて守り、後半に攻撃的な選手を入れて仕掛けてくるとわかっていたのだが、相手には個人で崩せる選手がいて、自分たちもそれに圧倒されているところがあった。それはピッチ上で修正していくしかない。前半のようなプレーを後半も出来るようにしなくてはならない。90分通して大分らしいサッカーが出来るようにしたい。
——最も脅威に感じた部分は。
後半に遠藤選手が嫌なポジションを取って、チームとして全然つかまえられないところにボールが入ってひっくり返されたりした。そういう選手がJ1にはいる。そこはもっと僕らがしっかり止めなくてはいけない。
——よくあの中で1失点に抑えた。
シュートを何本打たれたかわからない。最後のところで体を張るのは当たり前のことだが、それがしっかり出来ていた。悪い時間帯は押し下げられて相手に高い位置で自由に持たせてしまう。ボールに対してしっかりプレッシャーに行くという意思統一はチームとして出来ていたのだが。
——前田選手に縦パスが入ったところに3人がかりで寄せられたりしていたが、今後は。
ああいうところは狙って潰しにくるので、シンプルに動かして相手を走らせるようにして、自分たちのサッカーをするしかない。前半はいい距離感でやれたので、後半もそういうことをしなくてはならない。
——相手もこちらの動かし方をわかってプレスをかけてきていたが、次の手は。
それは言ってしまうとネタバレになるので言えない(笑)。相手が来たときの動かし方もチーム戦術としてあるので、みんなで合わせてプレーしたい。