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闘う言葉

FW 10 藤本憲明「最初のチャンスで上回れたので続けようと思った」

 

ファーストチャンスのときには決めきれなかったが、そのときに今日は得点の匂いがするなと感じていた。ハットトリックしたかったが2点取れてよかった。

1点目は前線3人のコンビネーションが出せたゴール。これまで積み上げたものが表現できた。相手の位置も落ち着いてよく見ることができていた。2点目は最初は足元に来るかと思ったが、(オナイウ)阿道がいいアシストをしてくれて、ちょうどいいところにボールが来たので、落ち着いて決めることができた。

——これまでプレーした全カテゴリーで開幕ゴールを決めているが。

開幕男みたいに言われているので、開幕だけにならないよう、まずは次のホーム開幕戦でもゴールを決めたい。やっとJ1に来れたので、いままでの経験も生かして結果を出し、J1に行けるチャンスがあるところを見せて、自分としても上に行くとともに、JFLやJ3でプレーしている選手たちの目標となれるようにしたい。個人的にはJ3で24点取ったので、その数字を目標に。

——そうするとJ1でも得点王に。

そうですね。そうなれば必然的にチームも残留できるということなので。

——J1のピッチに立ったときの気持ちは。

芝がすごくよかったが、気持ち的にはそれほど特別なものはなかった。でも今日はサポーターもいい声がたくさん出ていて、スタジアムの雰囲気もよく、ピッチに出たときには相手にもブーイングされたりして「あーこれがJ1か」という感じで楽しめた。

——J1のCBに対して駆け引きで先手を取れていた。自信を持って入れたのか。

最初のチャンスで上回れたので続けることが大事かなと思った。でも決めなアカン。

——最初はなかなかボールが入らなかったが次第に相手が前に出てから長いボールが来るようになった。変化をどう見ていたか。

ハメられているシーンもあったが、そこはあまり気にすることはないかなと思っていて、そこから長いボールが入るようになったのでセカンドボールを拾ってチャンスを作ったりできていた。いい形でコンビネーションも出せた。

——今日は受けに下りたりかなり後ろまで守備に戻ったりしていたが。

走る選手なんで僕。

——嘘だ。いつもと違いました。

なんでか教えましょうか。点を取ったから(笑)。

——次は是非ハットトリックを。

ハットトリックはJ2の頃から逃してきていて遠い存在なのだが、決めるべきところをしっかり決めきれる選手へともっともっと成長しなくてはいけないと今日の試合で感じた。

 

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