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闘う言葉

片野坂知宏監督【記者会見】「攻撃で走ってくれて、守備でも戦ってくれた」

 

ここ山口まで大分のファン、サポーターの方々にたくさんお越しいただき、最後まで声援を送っていただいて、本当に力強く感じた。これだけたくさんの方がホームのような雰囲気にしてくれた。その方々に勝点3をプレゼントしなくてはならないという思いでゲームを進めた。

前半に自分たちのミスから失点してしまい、非常に苦しい展開となった。われわれにもチャンスがあったし山口さんにも決定機があった中で、前半をなんとか0-1で終え、後半に狙いを合わせ、もう少しギアを上げて折り返さなくてはならないと言って選手を送り出した。後半の45分、選手たちは狙いをあわせて最後まで走って相手を上回ってプレーしてくれた。攻撃で走ってくれて、守備でも戦ってくれたことで、この3-1というスコアになったのではないかと思う。

ピッチに出ている11人、ベンチを含めた18人、そしてメンバーに入れず大分に残っている選手も、全員が今日の山口戦に向けて準備してきたことの積み重ねが、いい成果につながっていると感じている。勝点3は取れたが、まだ何も得ていない状況で、より引き締めて、また次のアウェイ水戸戦に向けて1週間準備し、いいゲームをして勝点を積み上げて、われわれの目標を達成できるようやっていきたい。

——流れを引き寄せるまで苦しい時間帯もあった。難しかったところは。

やはり山口さんは守備でもアグレッシブに前から来るところで、ああいう失点になったこと。われわれもそこに対して準備はしていたのだが。そこは修正し、今後も相手が前から来たとしてもうまく剥がせるようになるようにしていく。われわれはそういうサッカーにトライしているので、ミスをしたからといって怖がらずに、継続してつないで相手を剥がしながら得点を増やしていくサッカーをしていきたい。

失点場面以外でも、後半も自陣でミスがあったり、失い方が悪くて危ない場面があったりしたので、そういうところは反省して修正しながら、どういう状況になったとしても、自分たちのサッカーができるような準備をしていきたい。

——後半に向けて修正のため選手たちに求めたことは。

近いところへのパスに対して山口さんが寄せてくる中で、判断要素を選手に与えることでプレッシャーを回避できることもあると思ったので、攻撃時に全体が連動するようなかたちで狙いを合わせてやれるよう伝えた。選手はしっかりやってくれた。サッカーは相手が前からプレッシャーに来れば来るほど相手陣地にスペースが空いてくるし、プレッシャーに来なければスペースはなくなる。その相手の出方次第で自分たちが動かすところの判断が今日はしっかりできたので、こういうスコアになり勝点3を取ることができたのだと思う。