片野坂知宏監督【記者会見】「点差の割に簡単なゲームではなかった」
9月唯一のホームゲームで、大分市ホームタウンデーということでたくさんの人にお越しいただき、そういった方々のおかげで勝点3をしっかりと取ることができた。いいゲームができたと思う。感謝している。
最下位の讃岐さんを相手に、われわれの準備してきたことが立ち上がりからしっかり出せた。やはり先制点を取れたことが大きかった。讃岐さんがああいう形で戦ってくるというところは想定内だった中で、自分たちの戦いをしてくれたと思うが、点差がついた割には意外と簡単なゲームではなかったと思う。2-0で進みながらも讃岐さんの狙いであるカウンター攻撃を受けたり、自分たちのミスからピンチを迎えたりすることが何度かあり、そこで失点していたらこういうゲームにはなっていなかった。そのへんにまだまだわれわれの甘さがあるし、しっかりとゲームを進めさせる力強さ、ゲーム全体を読んで意思を合わせて戦えるような形を作っていかなくてはならない。残り9試合でも同じようなミスをしないように、逆に点を取れるよう突き詰めていかなくてはならないと思った。
確かに5点取れたことはよかったが、これで満足せずに、今後はもっと厳しい試合になってくると思う。その中で目標達成を自分たちでつかめる位置にいる中で、どれだけそのゲームに向けて日頃のトレーニングから突き詰めていい準備ができるか。その成果が42節終わったときに表れると信じて、またアウェイ2連戦で勝点3を取れるようにやっていきたい。
(最後に席を離れながら笑顔で)浅田飴のおかげで今日もいい声で会見ができました。ありがとうございました。
——馬場選手起用の意図は。
試合になかなか出られなくても、日頃のトレーニングからキャプテンとしてチームをまとめてくれたり、しっかりとやってくれていた。その中で先発にするかどうかすごく悩んだこともあったのだが、今節は思い切って使った。讃岐さんは彼にとって古巣であり、前回対戦でも得点を挙げている。讃岐さんのこともよくわかっている選手なので、そういう意味でも起用した。
先制点を取ってくれた。日頃からしっかりトレーニングに取り組んでいることが、ああいう結果につながってよかったと思う。チームのためにハードワークできる選手なので、今後も先発だったり途中からだったりと、いろんな使い方をしていきたい。切らさずに最後までやってほしい。