MF 48 川西翔太「流れを見て相手を引かせるボールの持ち方をした」

 

——試合に絡んでいないあいだ、どうモチベーションを維持していたのか。

選手としてはそういう時期もあるだろうし、いまだけにこだわらず、メンバー外だからどうとかではなく、こういうときにしっかりプレーできるようにという思いで練習に取り組もうとしてきた。

——今日は相手も前線が下がってきたりして中盤がガチャガチャしていたが、ピッチに入ったらどういう仕事をしようと考えていたか。

ベンチで見ていて、みんながワンタッチ、ツータッチではたいていたときに、ハマっていく方にパスを出していくというか、狙われているところに正直に出してしまうことがあったので、そこを一個はがせたらチャンスになるかなと。自分で一個、タメを作れば相手は引くかなと思ったので、引かせて自分たちのリズムを作れたらなと思っていた。

前からガンガン来る相手に対し、前半はプレスをハメられそうでうまくいなせていたのだが、後半は次第にいなしきれなくなってリズムがあまりよくなくなったときに、自分が入った。すぐに失点してしまったのだが、相手を引かせればハマらずにいけるかなと思ったので、相手を引かせるボールの持ち方をした。

——最初は前に入ったがあとで後ろに下がった。

自分としてはあの流れだったので、一個受けて全体的に楽にさせてあげたいなと考えて引いた。

——伊東俊選手がトップで出てくるのは予想外だったのでは。

そうですね。皆川選手とかデカい人が出てくると思ったので。小さくてキュンキュン走る選手が多かったので、そういう狙いがあるのかなと。守備でもああやってどんどんハメに来たし、ボールが入ったら細かくつないでくるという意図だったと思う。

——ひさしぶりに出た試合で結果が出たことについて。

上に行くためにはもっとやらなくてはならないことがあると思うので、満足せずというか。これからも毎日が勝負。次もメンバーに入れたり試合に出れたりするように頑張るだけ。