DF 5 鈴木義宜「仕留める力が相手にはあって僕らにはなかった」

 

——なかなか得点できない中で、焦りは。

押し込んだ状態で0-0が続いても焦れずにやろうということはみんなで話していた。あそこでああいう形で失点してしまうと、もったいない。防げた失点だったと思うし、ああいうちょっとした隙を相手は突いてきたし、それを仕留める力が相手にはあって僕らにはなかった。質を高めなくてはならない。

——失点場面を振り返って。

スルーパスを通されてしまった。真ん中は通させたくなかったし、そのあとの1対1の対応も修正すべきところがあった。どれだけ押し込んでいても試合の中で相手の時間帯はある。そこで自分たちが我慢しきれなかったことが今日の敗因。相手のほうが耐える時間は長かったのに、僕らが得点できなかった力のなさを痛感している。

——いいインターセプトも多かったが。

外国籍選手を起点にするためにあそこに入ってくることはわかっていたので、チャレンジするように心がけていた。

——前半はバラルが下がってウタカが前にいた。後半は逆になったようだったが何か意図は感じたか。

もしかしたら意図があったのかもしれないが、そこまで意図してやっている感じはなかった。攻めているときのリスク管理としてあの2人のところを潰すことができれば、自分たちが押し込む時間がもっと増えると思っていたので、そこは強く行った。

——前節に続き今節も2トップに収めさせなかったことで主導権を握れた。手応えは。

出来ていることは継続したいが、結果的にちょっとした隙を突かれて失点している。守備陣全員、前の選手も含めて危機感を持ってやらなくては、こういう形で勝点を取りこぼしていると上には行けない。

——相手が2トップを変えてきて、変化は。

動きが出てきた。ゴール前の動きが増えた。