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闘う言葉

片野坂知宏監督【記者会見】「これだけチャンスを作っていながら得点がない」

 

夏休み最後の試合でホームにたくさんの方が応援に来て、最後までわたしと同じように声を嗄らして応援してくださったと思う。勝点3をプレゼントできなかったことに責任を感じているし、悔しい気持ちでいる。

選手は90分間最後まで自分たちの戦いの中で、チャレンジしてくれたと思う。しかし得点が遠く、逆にワンチャンスで決められた。サッカーの試合においてこういうゲーム展開はよくあることではあるが、やはりこういうゲームはやってはいけないし、非常に悔しい敗戦だと思う。

今日の徳島さんは決して徳島さんらしい試合ではなかった。連戦だったりチーム事情だったりの影響で、われわれに対してこういう戦い方を選んできた。それも想定内だった中で、自分たちがチャンスを作りながら勝てなかったこと。そういう課題がまだまだ修正されていない。

今日も突きつけられたこの課題を修正しないと、同じように勝点を落とすゲームになってしまう。次節アウェイ福岡戦は手強い相手との九州ダービー。今日のゲームを肝に命じて、切り替えてやっていくしかない。

——課題とは具体的には。

これだけチャンスを作っていながら得点がない。最後の得点を奪う部分もそうだし、クロスやラストパスの精度、クオリティーや判断といったところ。枠内シュートを打たなくてはならないし、シュートまで持っていく判断のところも上げなくてはならない。そこが今回、まったくダメだったわけではないが、それを決められずにいたことが、自分たちが苦しんだ中でやられてしまうことにつながっていると思う。前半から後半にかけてもチャンスがあった中で、やはり決めきれないと、こういうゲームになる。そこの部分をどれだけトレーニングでこだわってできるかというところが大事になるので、もっともっと求めて積み上げなくてはならないと感じている。