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闘う言葉

FW 38 馬場賢治「出さなくてはならないところは出せた」

 

1点目のとき、僕としてはアシストだと思っていたのに、公式記録ではこぼれ球になっていたので、ちゃんと見てほしいと思いました(笑)。自分は得点できなかったが、得点に絡むような位置にいられたことは良かった。

——今季初出場となったが。

開幕戦で(林)容平とメンバー外になったとき、二人でご飯に行ってなぐさめあって「頑張ろう」と励まし合いながらやってきたが、今節同じタイミングで初先発できた。あいつも気持ちを前面に出すタイプだし、プレーの幅も良い意味でそれほど広くなくて合わせやすいので、今日一緒に出場できて容平が点を取ってくれたことが、とてもうれしかった。

チームとしてやりたいことがはっきりしている中で、どちらかというと少し静かな選手が多く、みんな良いヤツで、僕と容平が入ると少しテイストが変わって気持ちを前面に出すようになると感じる。

——今節、先発するにあたって監督に言われていたことは。

対水戸ということに限らず4-4-2の相手からは、僕と後藤の両シャドーのところはしっかりシメられることを想定していた中で、そういうときに(松本)怜と(星)雄次のWBにボールを受けさせるのか、自分がスペースに走るのかを判断するといった準備はしていた。特別なことは話していない。

——今日はお子さんが誕生日だったとか。

下の子の1歳の誕生日だった。4歳の上の子と一緒に入場した。

——これまでに出場した前線の選手たちとはタイプが違うが、どう見ているか。

いろんな個々の特長がある中で監督が起用選手を選んでいくのだが、その中で僕自身は今日のように多く走ってボールに絡む。いちばん大事なのは球際で勝負し負けないことだが、僕はそれにプラスして個人のプレーでいままでやってきたつもりでいるので、そういう部分はしっかりと出さなくてはならないと思う。今日すべてが良かったとは思わないが、自分のプレーで出さなくてはならないところは出せたと感じている。