【練習後】MF 7 松本怜「こんなにサッカーは成熟していくのだと感じている」
——残り3試合となったが。
プレーオフに向けてはシンプルに負けられない。全勝するつもりでいく。前節は負けたが、むしろ可能性としてはまだ全然行けるというふうに前向きに切り替えが出来ている。
——前節は結果は残念だったが、惜しい試合だった。
勝ててもおかしくない試合だったし、自分たちのイージーミスからということもあったし、元いた選手(為田大貴)にやられたしと、悔しい部分もあるが、前回対戦でやられた相手に良い試合が出来たという手応えもかなりある。ここ数試合では自分たちの形が出せていて、それがみんなの自信にもつながっているので、あとは最後に決め切る部分と守り切れる力が重要になってくる。守りの部分はちょっとしたコミュニケーションや、ちょっとした隙、個人のところも問われてくるので、引き締めて改善したい。
——いま、チームの完成度は。
開幕の頃に比べたらぐっと上がっている。開幕当初は後ろの回しなどは、いま思えば本当にヒヤヒヤしていた。観客の人たちもそう思っていたのではないかと思う。そういう危なっかしい部分は本当に少なくなったし、地道に積み上げていけばこんなにサッカーは成熟していくのだなと感じている。ポジショニングもそうだが、続けることで失敗と成功の両方の体験を重ねながら、自信がついてきた。後ろ3枚の見える範囲が広がったと思うし、無理せずにGKに戻すところは戻してという割り切りも、続けてきたからこそ感触をつかんでこれたと思う。
——今節に向けては。
僕は前回対戦には出ていなかったので、今節はあのとき僕が出ていれば勝てていたというくらいのプレーを見せたい。相手もSBが上がってきたりするので、サイドは重要になる。
——最近、プレーの選択肢が繊細になったのでは。
昔より考えるようになった。今季は特に意識しているし、試合ごとに、相手の特徴なども考えてポジションを取るようにしているのだが、それが割とハマってきている手応えがある。みんな頑張っているので自分もしっかり戦術理解していかなくてはならない。もっと上げていきたい。