【練習後】片野坂知宏監督「特に頭を使わなくてはならない試合になる」
今日は雨のため予定していた紅白戦が出来なかったが、選手たちにはミーティングで岐阜の情報を入れた。岐阜はショートパスをつなぎながら数的優位を作って攻めてくる。距離感もテンポも良いし、ボールのないところでの駆け引きなども上手い。守備時にはつねに神経をとがらせ、後手にならないようにやらないとピンチになる。
攻撃については、相手は切り替えで前からプレスに来たり、ボールに対して前への意識が強いので、そこで食われるとやられてしまう。奥行きを見てひっくり返したりスペースを見て上手くボールを動かしたりすることが出来ればチャンスになる。そういう話をした。攻撃ではバランス良く相手の変化やスペースを見て動かしていくことが大事。
前回対戦は結果も出てそれはそれで良かったが、やはりやられているシーンや危ないシーンはあったので、そういうところで対応できるかどうか。また、逆にこちらもチャンスはあったので、そういうところをしっかり決めきれるかどうか。おそらく相手も前回対戦のイメージを持っていると思うので、いろんなことを想定していると思う。こちらはチームとして対応できるかどうかが問われる。個の対応のところで後手に回ったり、背中を取られたり、一瞬のところで変化を見れるし突けるという相手なので、気が抜けない。特に頭を使わなくてはならない試合になる。
出し手のところにはプレッシャーに行きたい。制限したり予測して狙いやすくなる。ただ、奪いに行くとワンタッチや3人目といったアイデアも持っている相手なので、距離感とか、行ったときにはしっかりついていくといったことをやらないと、ウチも奪いにいきたいが、逆に向こうもひっくり返す判断や技術を持っているので、メリハリをつけながら、場所によっても選ぶプレーを変えたりしていきたい。特にゴール前ではアイデアを持っている選手も多いので、粘り強く戦えるようにしたい。