闘う言葉
MF 16 山岸智「前半は難しかったが、後半は盛り返せる力があるのも示せた」
前半はなかなか攻撃に行けず、失点場面では僕がマークを外してしまったので厳しかったのだが、後半はちょっとスペースが出来て、選手の動きも良くなった。逆転するところまで行けたのだが最後が残念。
結果論ではあるけど、僕はファウルじゃないんじゃないかなとちょっと思ったんだけど…。ああいうところでセットプレーを与えてしまうと、ああいうキッカーもいるので。カミ(上福元直人)もよく手を伸ばしてくれてポストに逃げたのだが、結局そのこぼれ球を押し込まれてしまった。最後の最後まで気が抜けなかったし、逆に言えば最後まで集中できていれば失点は防げたのかもしれない。
——前半も後半、何がいちばん違ったのか。
選手は特別やるべきことを変えたわけではなかったのだが、後半はスペースを使えるようになった。ビハインドの状況で、僕たちも点を取りに行こうと、戦う気持ちを見せることが出来て、良い感じで試合も運べていた。2試合負けていたことで前半はちょっと消極的なところがあったのだが、点を取りに行かなくてはならないというはっきりした状況になり、必要以上に考え込むことなく攻める意識が出せたのだと思う。
——チーム全員でもう一度、この戦術でやろうと確認しあってからの今節だったが。
入りは良くなくてチャンスがなかなか作れなかったが、後半のように盛り返せる力があるのも示せた。あとは自信を持って、勝っているときのようなサッカーが出来るように、また積み上げていきたい。