【練習後】片野坂知宏監督「千葉はいろんなところから攻める選手がたくさんいる」
——今節でシーズン折り返し。チームの現状は。
讃岐戦、天皇杯町田戦、群馬戦と3連戦を勝つことが出来たし、怪我人が戻ってきたり天皇杯で戦力を入れ替えたりしてチーム力を上げることが出来つつある。群馬戦は無失点で終えたし得点も取れるようになってきているので、またしっかりこだわってやっていきたい。
——千葉は前節、岐阜戦で6対4というスコアだった。どう見ているか。
千葉は個でも得点能力のある選手が多く、前節もいろんな得点パターンで6得点している。隙を見せればそれを逃さずに決める力がある。
——エスナイデル監督のサッカーについては。
激しい。戦ってくるチームを作るし、攻撃でもそこまでつなごうとせず、シンプルにゴールに向かうサッカーをする。また、そうやってゴールに向かっていける選手もいるし、そういうところからの判断でアイデアを持っている選手もたくさんいて、手強い相手。
そういうストロングポイントに対応しながら、われわれも相手のウィークポイントを突けるようにしたい。選手には攻守のイメージが出来るように情報を伝えたので、あとは判断と質で相手を上回れるか、隙のない守備が出来るかに、良いゲームが出来るかどうかがかかっている。
——システムや前線のメンバーによっても少し変わってくると思うが。
スタートもどういう形で来るかわからず、ゲーム中にもシステムを変えたりする。その中で、前線がどういうメンバーになるか。町田くんや清武功暉はキーになるし、船山くんや外国籍選手も仕事が出来る。いろんなところから攻める選手がたくさんいる。簡単な相手ではないが、引き締まったゲームをしたい。
——極端なハイラインが特徴のチーム。狙いどころもあるのでは。
相手がいつものようにハイラインで来れば背後のスペースは空いているので、タイミング良く突けばひっくり返せて決定機を作れると思うが、そればかりになると相手の術中にハマる。ただ背後ばかり狙えばいいというわけではなく、自分たちで工夫して相手の変化を見ながらタイミング良く狙いたいし、それ以外のところもやっていかなくてはならない。われわれが今までやっていることをトライしてしっかり判断しながらやってほしい。