【練習後】片野坂知宏監督「長崎は守備にしても攻撃にしても迫力が違う」

 

——短い準備期間だが、どのように。

名古屋戦とは違う展開になると思うし、頭の切り替えが大事。長崎は前節、大敗しているのでどういうふうに出てくるかわからない。しっかりと自分たちの戦いが出来るように準備したい。長崎は守備にしても攻撃にしても迫力が違う。もっと戦ってくるよということは選手たちに伝えた。特にカウンターには警戒し、リスク管理しながら球際や切り替えといったベースの部分で負けないようにしなくてはならない。

——前節の結果で、長崎のメンバーが予想しづらくなった。

千葉戦では主力で来ていたのだと思うが、前線のタレントも含めてわれわれに対してどう来るかわからない。こちらの時間を多くさせておいて、守備からカウンターを狙ってくると思うので、イージーなロストをしないように気をつけたい。お互い慎重に入ると思う。硬い試合になるのではないか。

——ウチはこれまでファンマ選手のような大型FWのいるチームに苦戦しているが。

そうなんです。東京V、松本、徳島、京都。そういうターゲットのいるチーム、戦ってくるチームに対して勝ち点を取れていない。長崎も戦ってくるし、泥臭くハードワークしてくる。そういう相手に対してしっかりやれるかどうか。その次の町田に関してもハードワークしてくる。ファンマは体を使ってフィジカルの力で押し込んでくる。セットプレーのポジション取りなどでも体を使ってくるので厄介。長崎はセットプレーでの得点も多いので、抑えなくてはならない。

——前節に続き、また広島で現役時代のチームメイト監督との対戦。

高木さんはハードワークして戦うチーム、堅いチームを作る。風間さんとは逆のタイプ。現役時代FWだった監督が堅守のチームを作り、僕のような守備陣は攻撃が好き。だいたい逆になるみたいだね（笑）。