TORITENトリテン

闘う言葉

DF 6 福森直也「あのときは伊佐くんしか見えていなかった」

 

勝てて良かった。自分のドリブルから、あの時間帯に2点目を取ることが出来て良かったと思う。あれだけの距離を1人で持ち出して走ったのは初めてかもしれない。あそこで運動量豊富に走るのが自分の特長だと思う。前節はそういうところが出せなかったし、内容も良くなかったのだが、今節はホーム開幕戦ということで自分も燃えていた。ああいうプレーが出せて良かった。

——途中で下げるかと思ったが、最後まで抜いて突破した。

バックパスも一度は考えたのだが、囲まれているのはわかっていたので、自分がスピードを落とすといよいよ捕まってしまうと思って突破した。でもそれほど考えたわけではなく、相手が股を開いたとか前のスペースが空いているといった目の前の瞬間的なことで判断しただけ。

最後はシュートという選択肢は自分にはなかった。伊佐(耕平)くんも今季まだ点を取っていなかったし、FWが点を取るとチームも乗ってきて、FW自身も今後のリーグ戦でも活躍してくれると思うので、伊佐くんが走ってくれていて良かった。あのときは伊佐くんしか見えていなかった。伊佐くんの手前の選手に触られないような強さを意識してパスを出した。

——最終ラインからの攻撃参加が増えているが。

リスクを冒して行かないと厚みのある攻撃も出来ないし得点も取れない。ノリ(鈴木義宜)とはつねに攻撃参加について話している。

——次節については。

あまり一喜一憂せず次に向けて切り替えたい。次もホーム戦。連勝することが大事。今日は内容的には相手に持たれる時間帯が長かったので、来週は自分たちが主導権を握り、自分たちのやりたいサッカーで勝ち点3を取れるように、また1週間頑張っていきたい。