TORITENトリテン

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介
闘う言葉

片野坂知宏監督「準備したとおりに選手たちが判断良く対応してくれた」

 

ホーム開幕戦ということでたくさんの方に来ていただき、勝利できて本当に良かった。

山口さんは攻撃的なチームで、短いパスをつないで大勢が関わって攻めてくることは想定内だったのだが、あそこまで押し込まれて回されるということは、われわれの守備がうまくスイッチを入れることが出来なかったからだと感じている。

ただ、選手は90分、最後まで粘り強く山口さんの攻撃に全員で対応し、その結果、2-0で勝つことが出来た。われわれが目指しているサッカーではなかったかもしれないが、選手たちがホーム開幕戦で勝ち点3を取ることにこだわってやってくれたことは、次につながるのではないかと思う。

まだまだ厳しい試合があると思う。われわれの目指すサッカーに向けて、精度と判断とで相手を上回れるように、しっかりトレーニングして、もっともっとホームで、楽しんでいただけるサッカーが出来るように積み上げていきたい。

——先発メンバーを入れ替えた意図は。

まずGKを高木から上福元に替えたのは、今季加入したばかりの高木に、僕のやりたいサッカーの中で少し足りないところが感じられたのと、トレーニングマッチを含めた練習で上福元の調子が良いという判断。そこは僕の判断だった。

ボランチで姫野の代わりに出した鈴木惇に関しては、左足からのフィードや展開、セットプレーのキッカーとしても期待していた。ボランチのところで落ち着きを出してくれるのではないかということで起用した。

山岸に関しては、岩田智輝の代わりに松本怜を右WBに回して、左WBで先発させた。やはりキャプテンだし、ゲームの流れを読んでチームに落ち着きをもたらし、クオリティーのところでも左から左右の足のクロスで起点を作ってくれたり攻撃で上回ってくれればと考えた。

3人ともトレーニングから非常にアグレッシブにやっていたし、試合に出たいという意欲も出してくれたので、ホームで戦えるということもあり、そういうところに期待して起用した。

——ここまで2試合で失点が続いていたが、今節は無失点。GKの入れ替えが成功したのか。

僕はGKからしっかりボールをつないでビルドアップするサッカーを目指している。高木も開幕から2試合はトライしてくれていたので、(今節も)高木でという考えもあったのだが、そういうサッカーを上福元も昨季からやっているので戦術理解度が高い。それでチェンジした。上福元はそういうところで良いボールも蹴っていたし、DFとしっかりコミュニケーションを取って落ち着かせたりチャレンジさせたりというところでやってくれた。

失点ゼロで終えたことはGKだけでなく、チーム全体で守備の意識を高めてくれたからだと思う。前線からしっかり戻って、自陣の深いところで回されたりもしたのだが、粘り強くやってくれたからこそ失点ゼロで終えることが出来た。

——ボールは相手に持たれたが、予測で上回る場面が多かった。準備していたのか。

山口さんはショートパスをつなぎながら人数をかけて攻めてくるという特徴があるのだが、想定していた攻撃に対して、うちの選手たちが準備したとおりに判断良く対応してくれた。最終ラインで(竹内)彬が真ん中でしっかり周りに声をかけ、ボランチの鈴木惇と小手川も守備に追われる時間があったのだが、予測や読み、駆け引きのところで、経験ある選手を使ったのが良かったと思う。

山口さんもワンタッチでの判断や質が高いので、そういうところでかわされて数的優位を作られたくない。だからボールに対して食いつきすぎず、我慢しないといけない。そうやって読んだりスクリーンしたりといった判断を必要とする守備が求められたので、ボランチ2枚とDFラインを含めた全体でしっかりやってくれたと思う。

——山口は後半頭から岸田和人選手を下げて米澤選手を1トップに据えたが、そこで変化は。

いままでの山口の試合を見ていてそういうオプションもあることは考えてはいた。そうなったとしても背後を狙う動きやスピードが特長の選手なので、そういうところではあまり変わらないかと思う。

——相手守備に中央を固められたが、サイドからの攻撃の評価は。

攻撃では、もう少しわれわれがボールを持つ時間を作りたかった。動かして相手の変化を突いたりもしたかったのだが、やはり福元くんと渡辺くんの2CBの激しい当たりに対して判断が悪かったり失ったりといったところで、なかなか起点を作れなかった。

それならサイドという選択肢もあったのだが、そこに関しても、守備に追われたぶん、押し上げや関わりが少なくなった。もっともっと上回れるような攻撃をしていかなくてはならない。

——姫野選手と伊佐選手の途中投入は予定どおりだったのか。

交代に関しては試合展開によっていろいろなオプションを考えていた。リードした状況で伊佐を投入したのは、山口さんが結構前がかりになっていたのでウラのスペースがあり、そういうところで上回ることが出来ればと。

速い攻撃が有効になると考えられたなかで、福森の持ち出しや判断があり、あの時間帯であのスピードをもって上がれるというのは、本当に集中してアグレッシブにやってくれたからだと思う。そこで伊佐も結果を出してくれた。先発だけでなく交代して出場した選手が結果を出すことで良い競争が生まれチーム力が上がることにつながる。非常に良かった。

 

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介