FW 9 後藤優介「動きやテンポを変えながらウラを狙う動きも必要」

 

前半はボランチが僕たちについていたので、そこでボランチを剝がせれば、後半のようにテンポよく動けたのかなと思う。さんぺーくん（三平和司）とも話したのだが、シャドーがもっとターンできる場面もあったと思う。そこで頑張りが足りなかったというのもあったし、ボランチにマークされているところで、下がって受けるのかその場で受けるのかの判断も難しかった。相手もコンパクトに守っていたので、あまり下がって受けてもよくないと思った。

——シャドーが並んでしまっている場面も多かった。

背後を狙う動きがなかった。福岡戦では背後を狙う動きがあったところでスペースをうまく使えていたのだが…。後半はちょっと間延びしてきたのでうまく受けることが出来たが、前半はコンパクトな中で並んでいることが多かったので、一人が落ちたりすればもうちょっと相手も食いついてきたのかなと思う。

緊張もあったし、全体的にボールを回すとき怖がっているのもあったと思う。ボールを大事にしようとしたら後ろしか見えなくて、前を向いたときにはもうロストしているという感じだった。福岡戦もそうだったが、後半になると良くなってきた。前半からチームとしてやっていかなくてはならない。

——立ち上がり、相手は安定した守備から入っていたが、崩す側としては。

前線3枚の距離感が遠いと感じた。全体的にも遠かった。なので、後半は3人が近くでプレーしようと意識したところで改善された。前半途中でそれを気づくことが出来ていたらもっとよかった。

——次節の山口戦も前からプレスに来る相手だが、1週間でどこを修正するか。

ウラを狙う動きを作らないと相手も前に出てきやすい。うまく行かないときは違うことをしないと、ずっと同じ回し方をしていたら奪われることが増えてくる。動きやテンポを変えることも必要。簡単にはたくだけでなく、ちょっとボールを持ってから出すことも織り交ぜれば相手も食いついて、そのウラが取れてくるのかなと思う。前半も相手のウラを取れたときはチャンスになっていたので、3人でそういうところをもっと増やしながら、足元で受けたりウラに抜けたりということをやっていかなくてはならない。前節、3枚で崩すのがうまく行ったので、その形を崩さないことにこだわりすぎて、1本のパスで崩すという選択が出来なかった。

——前節の相手は4バックで今節は3バックというところで、同じやり方では通用しないという考えはなかったのか。

あった。マッチアップするので、相手を食いつかせて背後を取るのは3バックのほうが狙いやすいはずだと考えていた。3枚の頂点がウラを狙うことが、後半は出来ていたので、それを前半からやっていかなくてはならない。

——次節、ホーム開幕に向けては。

いまはセットプレーからの得点しかないので、どんな形でもいいから、やはり流れから得点したい。クロスでチャンスになっていることも多いので、もっと精度を高めていければと思う。