TORITENトリテン

闘う言葉

MF 7 松本怜「最後まで走れて体を張ったことが結果につながった」

 

――試合を振り返って。

大事な開幕戦で、J3から上がった身でもあるし全力でやってやろうというスタンスで臨んだ。ホームのような雰囲気で戦えてサポーターのみなさんに感謝している。

開幕戦ということもあり、立ち上がりは慎重になった。割り切るところは割り切ろうとみんなで話していたのが、その時間帯が長くなってしまった。強いて言えばもっとつなぐべきところでつなげていれば、より自分たちらしさが出せてゴールにつなげることが出来たのかなと思う。今日の得点はセットプレーからだけだったので、崩しての得点も今後は増えてくれば。

上手く行きすぎかと思ったくらいの良いスタートになったが、気持ちが入っていたぶん結果につながってくれたのかと思う。相手は個人の技術が非常に高く、我慢の時間帯が長くなって、特に前半は自分たちのサッカーが出来にくかった。そこを耐えることが出来たのが大きかった。

――得点シーンについては。

良いこぼれ球が来た。昨日が誕生日だったので上手く転がってくれたのかなと(笑)。コースも見えていなかったし、敵もスライディングで寄せてきていたので、まずは枠に打とうとしか考えていなかった。実際、打ったあともどこに飛んだのか全然わかっていなくて「あれ? 入ってる」という感じだった。どんな形でも入ってくれて良かった。

周囲からバースデーゴールをと言われていたが、そういうので点が取れるタイプでもないし、まったく気にしていなかった。得点できてラッキーだった。

――持ち前のスピードが生きた試合になった。

そうですね。そこそこ見せることが出来たと思う。それが得点につながればもっと良かった。

――守備でも相手のカウンターを爆速の戻りで防いだ。

それが自分の特長で、それで貢献できないとダメだと思うので。そこはこれからもしっかりやっていきたい。

――決勝点につながるCKは、松本選手の頑張りからゲットしたチャンスだった。

あそこまで走れて体を張ったことがああいう結果につながった。あんなプレーでも侮れないと思った。足はつりかけていたが、最後まで全然問題なく普通に走れた。チームのために頑張れるプレーをしたい。