大分トリニータを応援・支援してくださる皆さまへ

今年はワールドカップが開催されることもあり、例年よりも早いシーズンオフとなりました。大分トリニータを応援・支援してくださった多くの皆さまに心から感謝申し上げますとともに、J1復帰が果たせなかったことをお詫び申し上げます。

今シーズンは下平監督を迎え、1月18日の新体制発表からスタートしました。その際に、1年でJ1復帰を果たす。勇気を持って、覚悟をもってシーズンに臨むと申し上げました。
1年でのJ1復帰が、ファン・サポーターやスポンサーをはじめとするトリニータを応援してくださる皆さまの期待に応えることであり、2030年にはJ1に定着する、多くの人に笑顔を届けるという経営計画の達成に寄与すると考えたからです。

チームは、練習開始からキャンプを経て、着実に仕上がってきていたと思っていましたが、開幕直前のコロナ感染で練習中止、試合延期となり、厳しい日程がさらに過密になることを余儀なくさせられました。その中でケガをしたり、コンディションの上がらない選手が出てくる、成績も低迷するという時期が続きました。
このような状況の中、監督はチームとしての「一体感」を重視しながら立て直しを図り、後半戦は若手選手が成長しベテラン選手とがうまくかみ合ったことで、勝ち点を積み上げることができ、プレーオフに進出することができました。
私は、監督や選手、チームスタッフは頑張ってくれたと思っています。そして、チームが頑張れた背景には、苦しい時も選手の背中を押してくれたサポーター、厳しい経営状況の中で支援してくださったスポンサーや経済界の皆さま、見えないところでクラブを支えてくれた行政の皆さま、試合を支えてくれたボランティアをはじめとする関係者の皆さま、クラウドファンディングで支援してくださった皆さま、本当に多くの方々に支えられてきたからだと思っています。
結果として、J1復帰を果たすことができず、皆さまの期待に応えることはできませんでした。私自身、残念であり、悔しい思いでいっぱいです。そして、その責任を痛感しているところです。

2023シーズンのチームづくりは、これからです。2023年度だけではなく、もう少し先を見据えたチームづくり、クラブづくりが必要だと思っています。これからも、大分トリニータは皆さまとともに成長していくクラブでありたいと思っています。より多くの皆さまに笑顔を届けられるよう精進してまいります。変わらぬ応援、ご支援をお願いいたします。

株式会社大分フットボールクラブ 代表取締役 榎 徹

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