片野坂 知宏監督 退任のお知らせ
このたび、大分トリニータ片野坂知宏監督が今季限りで退任することになりましたので、片野坂知宏監督と株式会社大分フットボールクラブ代表取締役社長 榎徹のコメントと合わせてお知らせいたします。
なお、片野坂知宏監督は、天皇杯終了まで指揮を執ります。
【片野坂知宏 監督 コメント】
大分トリニータのファン・サポーターの皆様、大分トリニータに関わる全ての皆様へ
いつも大分トリニータへのご支援ご声援ありがとうございます。
私事ではありますが今シーズンをもって大分トリニータを退任する事になりました。
このような形でトリニータを離れるのは大変辛く悔しくて残念でしかありません。
しかしJ2降格という結果は大変重く感じており、この決断に至りました。
これまで本当にたくさんの応援やサポートが大変大きな力となりました。ありがとうございました。
またこれまで私と共に闘ってくれた選手やスタッフにも感謝致します。
重ねて本当にありがとうございました。
トリニータでの6年間は本当に楽しく幸せでした。
1番の思い出はJ3優勝です。それがあったからこそ、ここまで来られたと思っています。
あの時の感動と喜びは生涯忘れません。
トリニータで監督をスタートした事、クラブと共に成長できた事、皆様と一緒に各カテゴリーで闘えた事、全ての事が私の誇りです。
大好きな大分、大好きなトリニータ、大好きなサポーターを決して忘れません。
これからの大分県の発展そして大分トリニータの進化を陰ながら応援し活躍を楽しみにしております。
本当に6年間ありがとうございました。
それと残りのリーグ戦並びに天皇杯を選手と共に最大値を出して皆様と喜び合えるように最後まで全力で頑張ります!
最後まで応援、サポートよろしくお願い致します。
またこれからも大分トリニータへのご支援ご声援どうかよろしくお願い致します。
大分トリニータ監督 片野坂 知宏
◆片野坂 知宏 (かたのさか ともひろ)監督 プロフィール
【出身地】 鹿児島県
【生年月日】 1971年 4月 18日 (50歳)
【選手歴】
1986年~1988年 鹿児島実業
1989年~1992年 マツダSC
1992年~1995年 サンフレッチェ広島
1995年~1999年 柏レイソル
2000年 大分トリニータ
2000年~2001年 ガンバ大阪
2002年 ベガルタ仙台
2003年 大分トリニータ
【出場記録】
J1:212試合出場12得点 / J2:5試合出場0得点
カップ戦:53試合出場1得点 / 天皇杯:21試合出場2得点
【指導歴】
2004年~2005年 大分トリニータ強化部
2006年 大分トリニータU-15コーチ
2007年~2009年 ガンバ大阪コーチ
2010年~2013年 サンフレッチェ広島コーチ
2014年~2015年 ガンバ大阪ヘッドコーチ
2016年~2021年 大分トリニータ監督 【2018年 J2優秀監督賞、2019年 J1優秀監督賞】
□2016-2021シーズン戦績
<2016シーズン>
明治安田生命J3リーグ 30試合19勝4分7敗 [優勝/16チーム] J2昇格
天皇杯全日本サッカー選手権大会 3試合2勝1敗 [3回戦]
<2017シーズン>
明治安田生命J2リーグ 42試合17勝13分12敗 [9位/22チーム]
天皇杯全日本サッカー選手権大会 2試合1勝1敗 [3回戦]
<2018シーズン>
明治安田生命J2リーグ 42試合23勝7分12敗 [2位/22チーム] J1昇格
天皇杯全日本サッカー選手権大会 1試合0勝1敗 [2回戦]
<2019シーズン>
明治安田生命J1リーグ 34試合12勝11分11敗 [9位/18チーム]
JリーグYBCルヴァンカップ 6試合2勝1分3敗 [グループリーグ3位敗退]
天皇杯全日本サッカー選手権大会 4試合3勝1敗 [準々決勝]
<2020シーズン>
明治安田生命J1リーグ 34試合11勝10分13敗 [11位/18チーム]
JリーグYBCルヴァンカップ 3試合0勝1分2敗 [グループリーグ4位敗退]
<2021シーズン> ※2021年11月26日時点
明治安田生命J1リーグ 36試合7勝8分21敗 [18位/20チーム] J2降格
JリーグYBCルヴァンカップ 6試合1勝3分2敗 [グループリーグ3位敗退]
天皇杯全日本サッカー選手権大会 4試合4勝[準決勝 初進出]
【㈱大分フットボールクラブ代表取締役社長 榎徹 コメント】
片野坂監督と私は同じ時期に監督と社長に就任しました。
勝手に同期だと思って、就任当初から無理を言ってきました。J3のシーズン前にはチームを育てることと1年でのJ2復帰という困難な二正面作戦をお願いして、見事に結果を出してくれました。
あの時ほど嬉しかったことはありません。
その後も、事業規模が小さい中でJ1昇格を勝ち取り、現在まで、本当にトリニータのために尽力してくれたことは皆さまがご存じのとおりですが、監督にとって、厳しい条件のなかでの6年間であったことは間違いなく、クラブの責任者として感謝とともに申し訳なく思っています。
また、組織でプレーして、ハードワーク、緻密な戦術と練習でカバーしていくというスタイルを確立してくれたことはトリニータの大きな財産だと思っています。
常にサポーターや関係者に配慮しながら、自らの信念を貫く姿には、教えられることが数多くあり、片野坂監督と一緒に闘ってきたことは私にとっても大きな財産です。これからもJリーグ、そして日本のサッカー界の発展のために尽力されることと思います。今は感謝の言葉しかありません。