鹿児島キャンプレポート9日目・最終日(2月2日)

キャンプ9日目。それは最終日。いつものようにトリ散歩、そして朝食。その後は2グループに分かれてトレーニングマッチのある延岡西階陸上競技場へ移動。
それぞれ8日泊し、お世話になったホテルを後にした。ご紹介しきれなかったが温泉やプールもあり、エレベーターで温泉帰りの藤本憲明選手にあった時も「気持ちいいよ。毎日入ってる」と疲れをほぐしてくれている話を聞いた。
選手は、約3時間をかけて延岡にバスで到着。我々よりも1時間半もあれば到着する大分のサポーターは早くも競技場のスタンドを埋め始めている。この日約1000人の方が来場されていた。多くは我々トリニータのサポーターの皆さんでした。ありがとうございます。
ベガルタ仙台さんのキャンプ地にもかかわらず、トリニータの選手が出てきたり、交代する際、そしてトリニータらしくパス交換がうまくいった時など拍手でたたえてくれる。いつもの公式戦の応援とはまた違う温かい雰囲気の声援が選手を後押ししてくれる。
試合前、延岡市サッカー協会の方より両チームにフルーツが贈呈された。チームを代表してオナイウ阿道選手、長谷川雄志選手が代表して贈呈品を受け取った。
この日45分4本のトレーニングマッチが行われた、その結果は1-1,1-3,0-1,1-0で合計3-5。まだ数字にこだわる時期ではないし、キャンプの最終日J1のチームとトレーニングマッチができたことこそが、とても重要なことだった。そして、やはりJ1は隙を与えるといとも簡単に得点を奪う。そして外国籍選手の実力がJ2とはランクが違うと各々選手が話していた。もちろん、J1は厳しい戦いになることは変わっていても、今日のように肌で感じることはとても重要なことで我々も今日感じた肌感に慣れていく必要があるのだろう。その意味でも本当に良い試合となった。
この日も大分朝日放送さん、大分合同新聞さん、読売新聞さん、朝日新聞大分さん、エルゴラさん、オーエスさん、日刊スポーツ東北の取材。片野坂知宏監督はもちろん、鈴木義宜選手、松本怜選手、岩田智輝選手、小塚和季選手、島川俊郎選手、小島亨介選手、ティティパン選手がリクエスト取材を受けた。メディアの皆さんも連日取材を頂き、感謝申し上げます。
監督をはじめ、各選手もとてもキャンプは充実していたと話した。9日間というここ数年のトリニータの中では一番長いキャンプは、チーム全体そして選手それぞれのコミュニケーションを高める時間として、とても重要なものとなっていた。
今回のキャンプは延岡でのトレーニングマッチで打ち上げとなった。選手たちは17時過ぎには競技場を後にして、18時半にはクラブハウスへ到着。2日間のオフを挟み、残り3週間でいよいよ開幕を迎える。
主務、副務、トレーナー等裏方陣の仕事はその後も続くが、今日は主務に先を越されてしまった。それでも私もこのレポートを何とかその日中に仕上げて帰ることができそうだ。キャンプの9日間、このレポートにお付き合いいただきありがとうございます。チームの目標である「J1残留」が決まれば、また来年もこのレポートでお会いできるかもしれません。

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